大いなる自然の遺産
1993年、世界自然遺産として屋久島が選ばれました。屋久島は、亜熱帯に位置する小さな島ですが、標高2000mに近い宮之浦岳をはじめとする1000m級の山々によって、「洋上のアルプス」とも呼ばれています。冬には山頂に雪が積もり、日本の中での積雪の最南端とされています。4月になっても山の上に雪が残っていることもあるのです。 植物も亜熱帯のものから冷温帯のものまで、さまざまな種類が分布しています。また、通常であれば樹齢500年ほどが限界といわれている杉が、屋久島では3000年を超えるものまで自生しているという、特異な現象がおきているのです。こういった屋久島独特の自然環境が認められ、世界遺産登録へとつながりました。また、原始の森と近代化された人々の暮らしが一つの島の中で共存しているという、「人と自然の共生」という点でも高い評価を得ています。 しかし、世界遺産に登録されたことで、島への関心が高まり観光客の増加による自然破壊の脅威にさらされることになった、という一面もあります。世界遺産に登録されたのは、島の1/5程度で、島全体ではありません。屋久島に関心を寄せて、観光に行くのは良いことではありますが、島のルールを守り自然を大事にするようこころがけてください。
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